山口県萩市で、車検切れの消防車が公道を走っていたことが4日、分かりました。
市消防本部によりますと、3月23日を車検の有効期間の満了日とする消防車が、25日にポンプ機能の修繕のため、公道を2.8キロ走行したということです。
この消防車は消防団のもので、業者に車検を依頼していました。しかし、業者が勘違いして消防署に車検の事前連絡をしたところ、消防署は「依頼していない」と回答。後日、消防団を管理する市消防本部が業者に車検の書類の提出を求めたところ、車検が行われていないことが判明しました。
その後、警察に報告するとともに、消防団の全車両の車検について確認したということです。市消防本部は「信頼を失墜させてしまい、おわび申し上げる」とコメントしていて、消防本部、消防署、消防団の間で連絡・確認を徹底することで、再発防止に努めたいとしています。