山梨県南アルプス市の工場の排水から有害物質の六価クロムが検出された問題で、県が周辺の土壌を調べた結果、基準値を下回ったと発表しました。

この問題は先月、南アルプス市の自動車部品の製造工場Astemo山梨第一工場で(旧:日立Astemo)、排ガス処理施設の不具合があり、排水から基準値を超える有害物質の六価クロムが確認されたものです。

県が立ち入り検査で周辺4地点の土壌を調べた結果、全ての地点で基準値を下回ったと発表しました。
これまでに周辺の河川も基準値を下回ったことを確認していて、県は「周辺への影響はない」としています。
なお工場は六価クロムにかかわる施設の稼働を停止していて、県は会社から提出された原因究明と再発防止策の報告書で問題がないことを確認でき次第、稼働を認めることにしています。