各地で桜が咲き始めた中、山口県萩市では船の上からサクラを楽しむ萩八景遊覧船が人気を集めています。



萩八景遊覧船の「桜鑑賞コース」は、萩城跡の発着場から橋本川をさかのぼる往復およそ8キロです。

橋本川沿いには2~3キロに渡っておよそ270本のソメイヨシノがあり、サクラの名所となっています。

船頭
「吉田松陰先生の弟子たちが植えたのが始まりです。ずーっとサクラが植えられていますので私どもは松陰桜と言っております」



明治30年、松下村塾で学んだ伊藤博文など多くの有志が、ソメイヨシノ2000本を寄付したということです。



観光客は船の上から見るサクラを楽しんでいました。

観光客
「年に1回の楽しみでとてもよかったです」
「去年はサクラが全然咲いてなかったから、今年は堪能しました」

桜鑑賞コースは、サクラが散る頃まで運航する予定です。