終点の立山駅までの乗客は5人ほど…

立山黒部アルペンルートのオフシーズンに日中の運休が決まっている岩峅寺駅から先に進むと…。

外は3月ですが雪深くなっていき、列車の窓の高さを超えるほどの雪が積もっている場所も…。

立山駅まで乗っていたのは5人ほどでした。

立山黒部アルペンルートのシーズンに入ると、乗客と荷物で車両がいっぱいになり、約200人くらい乗り降りする電車もあると住田さんはいいます。

立山駅で降りた観光客は――

観光客
「(ダイヤ改正)全然知らなかった。いやそれは辛いな…そうなんですか…さみしいですね」

富山地方鉄道鉄軌道部 住田直磯 営業課長代理
「本当はもっと乗っていただきたいというのが本音なところなんですけれども、やはり観光のオフシーズンというところもありますし、言い方はよくないかもしれないですけど、ご利用の状況をみさせていただいて、メリハリをつけたダイヤといいますか、運行にさせていただこうかなと考えております」

地域の足をいかに守るのか、1日の会見で各自治体の旗振り役の富山市の藤井裕久市長は――

富山市 藤井裕久 市長
「収支だけで考えると、走らせなくてもいいんじゃないか、地鉄サイドに立てばですね。そういうことも公共交通事業者としての使命として、ずっとやってこられたなというふうに評価をしております」「これからはまちづくりの観点と投資の観点これを大事にしながら、地鉄の鉄道線の存続、私どもも協力していきたい」

利用者の減少や燃料費の高騰により厳しい経営状況に置かれている富山地方鉄道の鉄道線をどのように支えるのか、再構築を含めて、今後のあり方について早急な議論が求められています。