地震と豪雨で甚大な被害を受けた石川県輪島市で1日、辞令交付式が行われ、新たに採用された17人が災害からの復興を誓いました。

能登半島地震から1年3か月。輪島市役所では1日、辞令交付式が行われ、18歳から48歳までの新規採用職員17人が真剣な面持ちで坂口茂市長から辞令を受け取りました。

職員を代表して輪島市の県立門前高校を卒業した木下晴仁さん(18)が「自分を成長させてくれた輪島市への恩返しのため初心を忘れず精進したい」と決意表明しました。

木下晴仁さん(18)
「今までお世話になった方たちと出会うので、次は自分が支援を地域の方々にしていきたい」

大積紅愛さん(21)
「震災後で病院も色々あって大変だと思うが、地元の輪島を支えられるように早く仕事に慣れて支えていきたいです」

輪島市では地震以降、看護師を含め職員70人以上が離職するなど人材の確保が課題となっていて、市は今後も随時職員を募集することにしています。