毎日の買い物などで見かけるお値段から、世の中の動きを読み解いていく「きょうのお値段」。きょうは「キャベツ」です。
キャベツ、なぜ高騰? 秋葉社長「秋の雨不足で小玉傾向に」

出水麻衣キャスター:
「キャベツ1玉354円」。31日、東京・赤坂にあるTBS近郊のスーパー5店舗を調査したところ、キャベツ1玉354円が平均価格でした。一時期よりは少し落ち着いたものの、まだまだ高いですよね。
では、いつからキャベツは高騰していたのでしょうか?

農水省の食品価格動向調査によると、2024年10月から平年を上回る価格となりました。2025年1月13日の週には1キロの値段が553円(平年比3.37倍)となり、「1玉1000円」と話題になったものです。
3月17日の週には少し下がり、1キロ390円となっていますが、平年と比べて2.5倍になっています。
なぜ高値が続いているのでしょうか?スーパー「アキダイ」の秋葉社長によると「秋の雨不足で小玉傾向になっている。そこから流通量が減少し、いまも影響している」ということです。
小玉傾向とのことですが、例年と比べてどうでしたか?

スーパー「アキダイ」 秋葉弘道 社長:
普通は流通しない規格の小さなサイズでさえ少なかったという印象です。これまで見てきたキャベツよりも二回り小さいものが主流でした。
私はこの業界にアルバイトから合わせて40年近くいますが、初めてのことです。