<準々決勝その他>神奈川対決・京都対決を制したのは?

 神奈川対決となった第2試合は、桐蔭学園(神奈川)が花園の全国高校ラグビー大会連覇中の実力を発揮しました。神奈川大会では引き分け、関東大会では7点差で辛勝した相手に、この試合は前半から圧倒します。先制点こそ許したものの、9分、13分とトライを奪って逆転に成功すると、さらに1トライを追加。後半にも、桐蔭学園らしい全員が連動したテンポのいい攻撃から3トライを奪って43対17で快勝しました。2大会ぶりの選抜王者を狙う桐蔭学園。コロナの影響で中止となった21回大会を除いて、第17回大会から9大会連続のベスト4進出です。

 京都工学院と京都成章の京都対決は、近畿大会でも準優勝するなどチームの完成度の高さを披露している京都成章が終始リードする展開で、粘る京都工学院を振り切りました。開始4分にPGで3点を先制した京都成章は、その後同点に追いつかれますが、15分にSH佐藤啓護選手のトライで京都工学院を突き放すと、前半だけで3つのトライを奪って22対10とリードします。後半も一時は5点差まで追い上げられますが、10分にNO8南川祐樹選手のトライで再び点差を拡げると、3点差に詰め寄られた後半18分には、WTB尾関仁選手が40m以上を1人で走り切ってトライ。粘る京都工学院を振り切りました。ライバルとの激闘を34対24で制した京都成章、第20大会以来の選抜大会準決勝進出です。

<準々決勝の結果>(3月27日)
御所実  10-10 佐賀工(トライ数で御所実が上回り準決勝進出)
桐蔭学園 43-17 東海大相模
東福岡  24-17 大阪桐蔭
京都成章 34-24 京都工学院