県民の夢が叶いました。
倉吉市に整備された鳥取県立美術館が30日、グランドオープンを迎えました。

「3、2、1、オープン!」

雪も混じる生憎の天気でしたが、県立美術館オープンには多くの人達がつめかけ、カウントダウンが終わると列をなして入場しました。

建設費およそ70億円をかけた県立美術館は延べ床面積1万平方メートル以上、オープンと同時に4つの展覧会がスタートしました。

鳥取県 平井伸治 知事
「だいたい30年くらい、県立美術館を巡る議論がありまして、ようやく難産の末に誕生することになりましたが、それだけに私達は県民に開かれて、多くの方々に親しみを持って頂けるようなノウハウを貯めてきたと思います。」


中心となるのは企画展アート・オブ・ザ・リアル、写実にとどまらず、様々な表現や手法で古今東西の芸術家たちが迫った「リアル」を紹介します。

最も注目を集めたのはアンディ・ウォーホルのブリロの箱、大量生産される日用品に美の可能性を見出しました。

見た人は
「噂によるとウン億するらしいですけど、いいんじゃないですかね。」

「子どもが興味深そうにみてましたけど、やっぱり引き付けるものがあるんかなと思いながら」

前田寛治など郷土出身作家の所蔵品も並ぶ県立美術館は、学びや憩いの場ともなる施設で、多くの人の利用が期待されます。