町発注の公共工事の指名競争入札で最低制限価格に近い金額を漏らし業者に落札させたとして、長崎県佐々町の古庄剛町長ら3人が、28日官製談合防止法違反などの罪で起訴されました。

起訴されたのは長崎県佐々町長の古庄剛被告、佐々町の元会社員の男、元会社役員の男の3人です。

起訴状によりますと、古庄被告は去年7月、町発注の公共工事の指名競争入札で、最低制限価格に近い金額を業者側に電話で漏らし不正に落札させた官製談合防止法違反などの罪に問われています。

捜査関係者や弁護士事務所などによりますと古庄容疑者は容疑を認め、町長を辞職する意向を示しているということですが、28日までに辞職願は提出されていません。

佐々町では任期満了に伴う町長選挙が今年6月に予定されています。