能登半島地震の発生以降犯罪が急増している奥能登で治安維持に向けた新たな取り組みです。交番の役割と警戒活動の機能を併せ持つ新型の「移動交番車」が導入されました。
大野紘乃キャスター「新しい移動交番車、中に入ってみると広々としていてこちらで住民から相談を受けることもできるといいます」

日本海をイメージした青い車体に石川の山々を表した緑のラインが映える「移動交番車」
落とし物や犯罪被害などの届け出のほか、住民からの相談の受け付けなど、通常交番で行われるさまざまな業務に対応できるまさに「動く交番」です。

県警では2019年に初の移動交番車を導入しましたが、今回は能登半島地震の発生以降、犯罪が増加した奥能登を管轄する輪島警察署と珠洲警察署に新たに2台が配置されました。
新型の移動交番車は悪路に対応するため四輪駆動となっていて、車の背面に設けられた電光掲示板に24種類の呼びかけが表示されます。
石川県警察本部地域課・河光清課長「制服警察官の見える見せる活動を充実させて交番機能をもった機動力のある移動交番車を活用することで、住民の方々に安全安心を提供する」
2台の移動交番車は28日県警察本部を出発し、今後は被災地の仮設団地などで活動していくということです。