コメ不足の一因だと指摘されている事実上の“減反政策”。農家を取材すると、「これ以上作れと言われても作れない」と、深刻な影響が出ていることがわかりました。備蓄米の2回目の入札が始まりましたが、価格は今後どうなっていくのでしょうか。

「米屋ですが米ありません」創業90年の米店が閉店

「米屋ですが米ありません」という大きな貼り紙がしてあったのは、京都にある創業90年の米店です。

毎年300トンを扱っていましたが、今年はコメを仕入れることができず、3月24日、閉店しました。

まつもと米穀 松本泰 社長
「令和7年度産米の集荷競争が非常に過熱している。どこまで価格が上がっていくんだろう」

そんな中、三重県最南端の紀宝町では26日、早くも田植えが始まりました。

この地方では、お盆前に出荷する「早場米」の栽培が盛んで、毎年この時期に田植え作業が行われています。