富山湾で発生した「海底地すべり」の実態解明へ、新たな調査が26日始まりました。

富山港に集結した富山大学、金沢大学、京都大学の研究チーム。

調査船「あおさぎ」に乗って富山湾の堆積物を採取する海底調査を行います。

去年1月の能登半島地震の影響で、富山湾では海底地滑りが発生。

去年行われた水中ドローン調査では、海底に大きな岩石のブロックが散乱する様子などが確認されました。

金沢大学 ロバート・ジェンキンズ 准教授
「とにかく採るぞというために、スミスマッキンタイヤ式の採泥器を導入していまして。とにかく物が採れると予想しています」

今回の調査では採泥器を使って、神通川河口沖と庄川・小矢部川河口沖の2つのエリアの海底、全10か所の岩石や泥を採取、分析。

海底地すべりによる津波発生のメカニズム解明を目指します。

調査は3月30日までです。