まもなく新年度を迎えるなか、進学や就職、転勤などで引っ越しをする人が増えるシーズンとなりました。青森市では、窓口の混雑を緩和するため、様々な取り組みを行っています。

青森市役所の市民課では、先週から新生活に向けて手続きをする人たちが多く訪れています。

訪れた人は
「きょうはマイナンバーの更新に来ました。細かくやってくれて親切でした」

「戸籍謄本と住民票の写しを取りに来ました。どこにチェックを入れて何を書いたらいいのかわからなくて」

昨年度の青森市では、引っ越しに伴う手続きは月平均で2000件程度でしたが、3月は4700件、4月は3200件と件数が1.5~2倍ほど増えています。

青森市 市民部 今本裕士さん
「3月の最終週あたりから4月の1週、2週目あたりまで引っ越しシーズンで人の移動がありますので、窓口は混んでいる状況ですね」

平日でも特に混むのは月曜日で、24日は最大90分待ちとなっていたといいます。

市では、混雑緩和のためにインターネットを使った取り組みを進めています。

新井宇輝 アナウンサー
「マイナンバーカードを持っている方は、原則、転出届をオンラインで提出することができます。窓口にくる必要がないため、急な引っ越しにも対応することができます」

その他にも、転入届や転居届を提出する人もオンラインで手続きができるので、効率化につながっています。さらに、3月29日と30日、4月5日と6日の土日には窓口を臨時開設します。

青森市 市民部 今本裕士さん
「土日を活用していただいて、待ち時間も少ないので、活用していただけたらと思います」

年度替わりの繁忙期。
利用する側も、さまざまな取り組みを活用することでスムーズに手続きを済ますことができます。