二交代制であれば16時間勤務という過酷な労働環境ですが、効果的に体を休めることができ、限られた人数で業務効率を上げようと導入したのがこのボックスだった、というわけです。

日南病院 濵田紀宏 病院長
「通勤の時に寝落ちして事故を起こしたりとかで、スタッフ自身に大きな被害が及ばないようにするということが私たちの責務だと思う」

そして、他の先進国に比べ睡眠時間が短い日本ですが、近年では海外に習って仮眠を導入する大手企業が増えていて、広葉樹合板も堂々と仕事中に仮眠ができる文化をもっと日本に浸透させていきたいと意気込みます。

広葉樹合板 山口裕也 社長
「24時間、時間に不規則な現場、例えばコールセンターであったり、鉄道・電鉄系ですね。そういった方々の一助になるような部分で使っていただきたい」

ちなみに、価格は1台330万円から。
現在、台湾などからも問い合わせがあるようで、日本発の仮眠ボックスは働く日本人を支える存在となるのか注目です。