マイナンバーカードに運転免許証のデータを一体化させる「マイナ免許証」の運用が24日から始まりました。“レンタカーを借りる”など、これまで通りの使い方はできるのでしょうか?
「マイナ免許証」レンタカー会社では?
ドライバーの新たな選択肢=「マイナ免許証」。

24日から免許証の持ち方は、「マイナ免許証」のみ、従来の運転免許証のみ、または“2枚持ち”の3通りになりました。
「マイナ免許証」のメリットは大きく2つ。住所などの変更手続きをする際、役所に届け出れば、これまで必要だった警察への届け出が不要になる他、更新時の講習を、優良と一般のみオンラインで24時間受けられるようになります。
ただ、視力検査や写真撮影はこれまで通り運転免許センターなどで行うため、更新時に出向く必要は残っています。
早速、手続きに訪れた人は…

マイナ免許証のみを選んだ人
「できるだけ枚数を減らしたかったので、一本化できるマイナ免許証にしたいなと思って」
一方、「マイナ免許証」にしなかった人も。
運転免許証のみを選んだ人
「今日はやらない方がいいと言われた。マイナンバーカードが8月に書き換えなので、それが終わってから一緒にやった方がよいって」

現在は、「マイナ免許証」取得後、マイナカードが有効期限を迎え更新した場合、一体化手続きをやり直す必要があり、課題となっています。
警察庁は、マイナカードの更新時に免許証情報が引き継がれるよう、2025年秋ごろまでにシステムを改善するとしています。
また、“2枚持ち”を選んだ人はこんな不安を口にしました。
2枚持ちを選んだ人
「レンタカーとか既存の免許証でないと使えないという話も聞いていたので」
「マイナ免許証」でのレンタカー利用を巡っては、各社の対応が分かれています。

「トヨタレンタカー」「ニッポンレンタカー」などは専用の読み取りアプリを客側が提示することで、車を借りることができますが、「オリックスレンタカー」「タイムズカーレンタル」などは現時点で「マイナ免許証」では車を借りることができません。
都内のレンタカー店は読み取り機を24日に導入。対応に追われました。

Fレンタカー江東店 功刀達也主任
「(会社から)3月に入ってからこういうのを導入します。やり方を覚えてくださいねって。機器のトラブルでお客様のマイナ免許証が読み取りできなかった時はちょっと心配」
そのマイナ免許証、初日から岩手県や愛知県でシステム障害のトラブルが発生。一体化する手続きができなくなりました。
警察庁は「不具合の解消を速やかに進める」としています。














