青森県弘前市の中心街を愛するお笑い芸人のじろうさんや、現代美術家の奈良美智さんらによるトークショーが行われました。中三の閉店などで活性化が課題となるなか、“土手町学部”の創設構想など、街づくりにつながるユニークなアイデアが上がりました。
弘前市のラジオ局「FMアップルウェーブ」の開局25周年を記念して行われた22日の公開生放送。
登場したのは、弘前市出身のお笑い芸人・シソンヌのじろうさんや、現代美術家の奈良美智さんら市の中心部「土手町」を愛していると商店街振興組合に認められた「土手町おじさん」です。
トークショーでは、それぞれが土手町でのエピソードや思いを語り合いました。
お笑い芸人 シソンヌ じろう さん
「紀伊國屋書店の前にみんな自転車を停めて(学生時代に土手町を)行ったり来たりしていた」
土手町おじさん 齋藤 浩さん
「もっと弘前のことをアピールしたりとか弘前を好きになるとかが大事で、その中心が土手町であってほしいな」
現代美術家 奈良美智さん
「土手町学部っていうのを作れば?弘前大学土手町学部」
土手町おじさん 齋藤 浩さん
「学長になれば?」
トークショーの終盤には、奈良さんと弘前高校で同級生だった櫻田宏市長も登場し、学生時代の思い出話に花を咲かせます。
弘前市 櫻田 宏 市長
「(奈良さんと)高校同じで同じラグビー部だった」
お笑い芸人 シソンヌ じろう さん
「年も一緒ですか?」
弘前市 櫻田 宏 市長
「歳も一緒」
お笑い芸人 シソンヌ じろう さん
「じゃあ本当の同級生ということですね」
弘前市 櫻田 宏 市長
「晴れの舞台が土手町」
現代美術家 奈良美智さん
「そこの交差点で文化祭の時にねぷた回すよね。懐かしい」
ユーモアを交えた土手町トークで、聴衆とともに町の在り方を考える契機となりました。