佐賀工vs国学院栃木 実力校対決は大接戦に

 強豪校が順当に1回戦を突破する中で、手に汗握るクロスゲームを演じたのが、佐賀工(佐賀)と国学院栃木(栃木)の実力校の激突。両チームが譲らない拮抗した展開から、前半25分、国学院栃木がWTB池田健心選手の独走トライで7点をリードすると、直後の27分には、佐賀工のSO吉浦太我選手が判断よく相手パスをインターセプトしてそのままトライ。前半は、7対7の同点で終了します。

 後半に入っても一進一退。息詰まる攻防の中で、先にスコアを動かしたのは、国学院栃木でした。後半18分、SH石原陽選手がPGを決めて、ついに10対7とリードします。しかし、佐賀工も粘ります。その後の国学院栃木の攻撃を集中力高いディフェンスでしのぎ切ると、25分過ぎからは、得意のモールを押し込んで敵陣深くまで攻め込みます。そして28分、FW陣の執拗な連続攻撃から最後はFL寺原周希選手が逆転のトライ。ゴールも決めて14対10で、大熱戦をものにしました。