「ラシュモアの山に(5人目として)自分の顔が(巨大)彫刻として残るような」

2028年の五輪はロサンゼルス開催として44年ぶりとなる。アフガニスタン侵攻を理由に欧米がモスクワ五輪をボイコットした報復で1984年のこの大会はソ連が参加しなかった。

スポーツジャーナリストの二宮清純氏は言う…。

スポーツジャーナリスト 二宮清純 氏
「トランプさんがまず言いたいことは、今回はロスに世界中が集まった。右に習近平氏、左にプーチン氏を従えて世界のキングは俺だっていう…。それを見せたいでしょうね…ウクライナ侵攻が決着していなくてもロシアの参加を認めるかもしれないし(中略)トランプさんはウルトラCを使って3選を目指してるんじゃないかと…」

一方、アメリカ政治が専門で米保守系シンクタンクの元上級研究員、横江公美教授の見方はこうだ。

東洋大学 横江公美 教授
「トランプ大統領は今までの大統領の中でも一番スポーツが好きなんです。格闘技もスーパーボウルも見に行きますし…。ですから五輪は偉大なる大統領として残るために使う。それこそラシュモアの山に(5人目として)自分の顔が(巨大)彫刻として残るようなイメージを作りたいんだと…。もちろん3選も考えているだろうし(無理なら)自分の子飼いの大統領が誕生するようにする…。そうじゃないと逮捕されちゃうかも…。だから五輪を是が非でもトランプ劇場にしたい」