注意情報の発表基準とは
まだ一度も発表されたことのない注意情報は、どのような場合に発表されるのだろうか。
気象庁の公式ホームページには、以下の2つの条件が記されている。
・北海道の太平洋沖から東北地方の三陸沖の巨大地震の想定震源域及びその領域に影響を与える外側のエリアでMw(モーメントマグニチュード)7.0以上の地震が発生した場合
・想定震源域の外側でMw7.0以上の地震が発生した場合は、地震のMwに基づき想定震源域への影響が評価され、影響を与えるものであると評価された場合
これら2つの条件のどちらかを満たす地震は、内閣府が作成したガイドラインによると、過去約100年間(1904年~2017年)に計49回発生し、頻度は「約2.3年に1回」とされる。

図-4は、想定震源域と「想定震源域に影響を与えるエリア」を図示したものだ。