MBCラジオで60年以上続く番組「私たちの作文」。今年度、県内の小中学校から566作品が寄せられ、その中から選ばれた14人の作文が掲載されています。

今回、最高賞の県知事賞に輝いたのは、鹿児島市の小学生の男の子の作文で、「似ているけど、どこか違う」家族の不思議について綴っています。男の子に会いに行ってきました。

作文を書いたのは、笹沢蒼眞さん。鹿児島市の原良小学校の6年生です。

卒業式も間近。この日はみんなが体育館に集まりました。蒼眞さん…と、この児童は??

(作文)『ぼくには弟がいます。ただの弟ではありません。双子の弟です。学校の登下校はもちろんのこと、習い事も、遊ぶのも、寝るのも、朝から晩までいっしょの弟です。』

双子の弟、遥眞さん。似ています。

(友人たち)
「(どちらか)最初はわからない」

Q.いまだわからない、という人も?
「いる。走り方も似てる」

(作文)『双子だから、確かにそうなのでしょう。でもぼくたちの意見はちがいます。』

(兄・蒼眞さん)「ぼくが国語と社会が大好き」
(弟・遥眞さん)「ぼくは算数と理科が大好きです」

作文のタイトルは「似てない双子」。見た目は似ていても、2人は全くちがう、ということを蒼眞さんなりに分析しています。

(作文)『食の好みがちがいます。ぼくはごはん派、弟はパン派。ぼくが好きな食べ物は、弟はきらい、ぼくがきらいな食べ物は弟は好き。真逆です。謎です。我ながら不思議だなと思います。』