この冬お世話になった「使い捨てカイロ」の処分方法について、自治体で対応が分かれているのをご存じでしょうか。

石川県内でも19ある市や町のうち、能登を中心に13の市や町では「燃えるゴミ」として扱っている一方、金沢市や小松市など6つの市や町では「燃やさないごみ」や「埋め立てごみ」として扱っています。背景には、自治体ごとに異なる考え方がありました。
◇使い捨てカイロは何からできている?
使い捨てカイロは、鉄が錆びることで発熱する仕組みを用いていて、パッケージに明記されている通り、主な原材料として鉄粉や活性炭、塩類などが使われています。不織布で覆われているので燃えるイメージがありますが、鉄紛が多く入っているのが特徴です。

各自治体では、この鉄粉をどう扱うかで対応が分かれています。
石川県内で「燃えるごみ」として回収している自治体は、珠洲市,能登町,輪島市,穴水町、七尾市、中能登町、羽咋市、志賀町、宝達志水町、野々市市、白山市、川北町、加賀市です。
一方で「燃やさないごみ」や「埋め立てゴミ」として回収している自治体は、かほく市、内灘町、津幡町、金沢市、能美市、小松市です。