長野県上田市のJR上田駅前で20日、能登半島地震の被災地を支援しようと、高校生が企画したイベントが開かれました。

上田駅前では、能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市の「出張輪島朝市」も開かれました。

上田市内の3つの高校に通う生徒会の有志およそ20人が、24年、地震や豪雨災害で被害を受けた能登半島を支援しようとマルシェを企画しました。

ステージでは、輪島市の人から当時の状況などを聞いて理解を深めるトークセッションなども行われました。輪島から来た男性は「震災を忘れないでほしい」と訪れた人に語りかけました。


また、それぞれの学校の軽音楽部などが出演し、イベントを盛り上げました。

実行委員長 樋口真帆さん:
「復興には10年がかかると言われていて、多くの人に支援の必要性や継続する大切さを知ってほしい」

訪れた人は、「若い人たちがこういうことに関心を持っているというのは、すごく頼もしいと思う。少しでも助けになればと」と話していました。

生徒たちは、会場で募金を募ったほか、売上の一部を義援金として被災地に送るということです。