家賃が高くとも…オフィス移転は「必要な投資」

 梅田の一等地のオフィスを借りる企業は一体、何に“投資”しているのか?実際に入居を決めた企業に話を聞きました。大阪市東成区に本社を構えるコクヨ。約90年、この地で活動してきました。そんな地域密着型の大手企業が、グラングリーン大阪へオフィス移転を決めたわけは…

 (コクヨ・新居臨さん)「ここから先、さらなる持続的成長を考えたときに多くの企業・人々が交差する梅田が我々にとって非常に魅力的だった」
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 実はコクヨは、文房具以外にもオフィス家具を製作しています。オフィス自体を自社商品のショールームのように使う「ライブオフィス」という取り組みをしてきましたが、多く企業が入る都心のオフィスビルならば、見てもらえる機会も確実に増えるはず。移転によって業績アップはもちろん、他社との連携など会社の成長に期待しています。

 (新居臨さん)「多くの企業が『おもしろい ユニークだね』と言っていただける働き方を実験していきたい」

 自社ビルの老朽化などを理由に移転先を探していたのは農機具メーカー大手のクボタ。グラングリーン大阪への移転は、会社の未来のために「必要な投資」といいます。
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 (クボタ・佐野順さん)「(梅田は)若い方も集まってきやすい土地。優秀人材の獲得でますます競争が激しくなるので、アクセスの良さと新しいオフィスは(新卒で入社する)学生目線からもプラスになると思います」

 「梅田にオフィスがある」という環境的な魅力が新たな人材確保に直結すると考えています。現在の社員からは…
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 (入社1年目)「高層ビルの中で働けるのでとても楽しみにしてます。先輩や同期と帰りにおいしいごはんをいっぱい食べられるのもモチベーションにつながる」

 今回のグラングリーン大阪南館をはじめ近年、大阪駅近くには多くのオフィスビルがつぎつぎと誕生。それでも企業の入居が決まり埋まっていくのが、いまの梅田のオフィス需要だと専門家は言います。
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 (りそな総合研究所・荒木秀之さん)「関西の一等地・梅田に本社があるのはPR効果、狙いもあると思う。高い家賃を払ってでも移転したいと。企業の好調ぶりもわかりますし、これからの関西に期待しているところも含めていい動き。梅田の価値が上がっていくことは関西全体の底上げにもゆくゆくはつながるので経済的な価値も効果もあると思います」