世界に目を向けさせてくれた恩師との出会い
浮田さんは大学院で、火山から噴出する石の成分について研究しています。気候変動とは関係ないテーマですが、ある人との出会いをきっかけに、地球規模の問題に目を向けるようになりました。

浮田さん「研究室や学科の枠組みを超えて災害科学を学ぶというプログラムに所属しておりまして、その授業の中で小野裕一先生からお話を聞いたというのがきっかけになります」

世界防災フォーラムの代表理事を務める東北大学の小野裕一教授です。かつて国連の職員を10年間務め、発展途上国の防災に力を注いできました。
浮田さん「小野先生の話を聞いて、日本人が世界で、世界のために活躍できるんだということを知って、そこから初めて私自身も世界のために何かできるかもしれないと思ったのが一つのきっかけになっています」

東北大学・小野裕一教授「すばらしいと思いますね。我々もうすぐ死ぬので、やっぱり若い人に継いでもらわないといけないですので、若い人には日本の中だけではなくて世界に目を向けるということと、世界にどんどん出ていってほしいですね」