正解は・・・Aの全身浴で10分

熟睡するためには体全体を内部から温めることが大切です。
全身浴で10~15分程度
温度は40℃〜41℃がおすすめです。
体が温まるのは10~15分くらいまでで、それ以降は変わらないとされています。

角谷リョウ氏:
深部体温を温めて、その深部体温が下がるときに良い睡眠がとれるんですけど、半身浴やシャワーだと深部まで温まらないので、睡眠効果という意味では、全身浴の半分ぐらいになるというデータがあります。

ここでポイントなのが、体の熱がおさまるタイミング、すなわち風呂を出てから寝るまでの時間です。

角谷リョウ氏:
よく本などには90分と書いてあるんですけど、個人差があります。男性で筋肉質の人は、1時間半~2時間ぐらいかけないと下がってきませんが、女性だと大体60分ぐらいで冷えてしまうんです。
風呂に入ってから1時間以内に寝ないと、1回体が冷えてしまって寝られなくなります。
一緒のタイミングで寝るなら風呂には男性が先に入って女性が後で入った方が、ちょうどいい感じになります。

寝る前の新ルーティン 熟睡ストレッチ

体の緊張をほぐすことでリラックス効果が生まれます。

【1】腕を伸ばし、両手を胸の前に組んで頭の上に持っていく(手の平は外側に)
【2】脇の伸びを意識して5秒ほど揺らしながら、腕を上に伸ばす
【3】息を一気に吐いて、腕をストンと脱力して下ろす
これを寝る前に5セット行います。

角谷リョウ氏:
一見疲れそうなんですけど、疲れて脱力するから本当にリラックスできる。
人間は一回力を入れないと、体の力が抜けない。筋弛緩法という睡眠の治療法なんです。
ほとんどの人がデスクワークなど緊張が多いので、力を抜こうと思っても抜けていないんですね。上に上げて脱力を繰り返すことで本当にリラックスできます。