児童の減少に伴い3月末で閉校する長野市の小学校で、最後の卒業式が行われました。

長野市松代町(まつしろまち)の清野(きよの)小学校で18日に行われた卒業式。
児童数の減少により、これが130年余りの歴史で最後の式典です。

全校児童は22人。
最後の卒業生となった6年生の7人は、中学校の制服を着て卒業証書を受け取りました。

小林和子校長は、本気で物事に向き合ってほしいとはなむけの言葉を贈りました。

小林和子校長:「本気の気持ちは人の心を動かし誰かに伝わってまた新たなの心を動かし新たなことが生まれる」

卒業式のあと行われた最後のホームルーム。
担任の先生から贈られた言葉に児童たちも涙しました。

引き続き閉校式が行われ、校旗が返還されました。
式では、閉校への思いを込めた子どもたちオリジナルの歌で別れを惜しみました。

6年生は:「最後の卒業生って特別だと思うのでその気持ちを胸に中学校でも頑張っていけたらなと思います」

卒業生は:「育ててもらった場所だしみんなとつながってみんなと出会えた場所だし、この場所がまたみんなとつながる場所であってほしい」

130年余りにわたって多くの子どもたちを見守り送り出してきた学び舎の歴史がまたひとつ幕を下ろしました。