「出版社の編集者」から「輪島塗の塗師」へ

輪島市三井町に工房を構える赤木さんは、岡山県出身。東京の出版社で編集者として働いていましたが、作品に魅せられ漆職人になる事を決意し輪島市に移住。修行を積んだ後は、輪島塗の塗師として漆器の制作に励んできました。

2023年には料理人と共同で、宿泊施設を備えた飲食店「茶寮杣径(さりょうそまみち)」を門前町にオープン。輪島塗の器を使って能登の食材を提供してきました。

しかし、2024年の能登半島地震により、店をはじめ、制作途中の作品が大きな被害に…。すぐに作業場と職人たちの住居の修繕に取り掛かり、若手職人が仕事を続けられる環境を整備しました。