森田絹子キャスター:
人吉こころのホスピタル 精神科医の興野康也氏は
▼障害があるからといって、罪を犯していい理由にはならない
▼特性を理解せずに責めるだけでは「相談すると怒られる」「自分のせい」と思い込み、SOSを出しにくくなる と指摘しています。

コメンテーター 鈴井貴之さん:
「孤立妊婦」という言葉のとおりで、「社会において人々を孤立させてはいけない」というのが大前提で、救いの手を差しのべる組織などがもっと多く存在するようになればいいと考えています。
欧米に比べて、日本は、カウンセリングが弱い印象。何かあったときに、気軽に相談できる社会になってほしいと思います。また、道徳観だけでなく、違うこと、違うものに対しても、寛容に受け止める姿勢も大切だと思います。

堀啓知キャスター:
妊娠は女性の身体的、精神的負担が大きいわけですが、これは女性だけの問題ではありません。

コメンテーター 鶴岡慎也さん:
事情のある女性がいるということも、男性側も理解する必要があるし、男性側の責任も考える必要があると思います。

堀啓知キャスター:
「孤立妊婦」について「だらしない」という言葉でくくらないこと、支援の第一歩は社会全体の理解を進めていくことかと思います。