福島県にあるサッカーの聖地・Jヴィレッジで、14日から18歳以下のサッカーの大会が始まりました。県内からは郡山市の尚志高校が出場し日本代表と対戦しました。

サッカーの聖地・Jヴィレッジで開幕したこの大会は、震災からの復興を国内外に発信しようと6年前から開催されています。出場チームは、18歳以下で日本代表や海外のクラブなど強豪20チームが参加。

県内からは郡山市の尚志高校が出場し大会初日は、18歳以下の日本代表が対戦しました。試合は、前半7分、日本代表の長が右足で豪快にシュート!ゴールを決め先制します。

日本代表は、後半に入っても攻撃の手を緩めず、立て続けにゴールを決め、リードを広げていきます。尚志も果敢に相手ゴールに攻め込みますが、なかなか得点に結びつかず、そのまま試合終了。試合は、3対0で18歳以下の日本代表が勝利しました。
尚志 小曽納奏主将「攻撃のところをもっと質を上げて逆に3失点してしまったので守備のところでいっぱい課題が出たのでこれからに生かすためのいい試合になった」

大会は、各チーム3試合ずつ行い、今月17日に順位決定戦が行われます。

一方、13日は、大会に参加しているアメリカのクラブチームが浪江町の震災遺構請戸小学校を見学しました。

震災当時、15メートルを超える津波が押し寄せ、127人あまりが犠牲になった請戸地区。選手たちは、ガイドの説明に耳を傾け、当時の状況などを感じ取っていました。

アメリカのクラブチームの選手「命を失われた方、被災した方に悲しみを感じる。この経験を生かしてもっと勇気を持って頑張りたい」

選手一人ひとりが福島の地でサッカーをする意義について考えていました。