コメの高騰は収まるのでしょうか。農林水産省は備蓄米の落札価格を発表し、江藤農水大臣は「消費者に納得いただける価格になる」と自信を示しました。
ランチタイムの和食レストラン。お客さんのお目当てはサックサクのとんかつ定食です。とんかつとくれば、一緒にほおばりたいのが、炊きたての白いごはん。
「ご飯、みそ汁、キャベツ、おかわり自由です」
おいしい白米を好きなだけ食べられるのがウリですが、お店からは…
赤坂やげん亭 永野雅昭 社長
「コメはもう値段上がりましたよ、2割くらい上がりましたよ。おかわり自由はそのままやりますよ、ずっと。お客様とのやっぱり信用関係で、そのまま続けようかなと」
悩みのタネは、いっこうに安くならない米の価格。スーパーなどに並ぶ5キロの袋も平均でおよそ4000円と家計を直撃しています。
こうしたなか、政府が「切り札」として打ち出したのが…
江藤拓 農林水産大臣
「この21万トンを出します。政策効果が現れなければ、必ず追加で放出をいたします」
「備蓄米」の放出。倉庫で保存していたコメ21万トンを入札で市場に出すことによって、高止まりする価格を下げるのが狙いです。
今後、価格はどうなるのか?
三菱総研 稲垣公雄さん
「2万4000円より上か下かというのが一つの目安」
落札価格が60キロで2万4000円を下回れば、スーパーでも4月以降、5キロあたり数百円程度、安くなる可能性があると話します。
一方で、コメ不足を防ぐためには政策の見直しが必要だと指摘します。
三菱総研 稲垣公雄さん
「農家の生産力が弱ってきてしまっている。過去うまくいってた政策がうまく回らないようになりかけている」
食生活の多様化などで消費量が減ってきたコメ。国はコメが余らないようにギリギリに生産量を抑えてきました。しかし、2023年は猛暑の影響もあり、40万トン以上需要が生産を上回る事態になりました。
江藤拓 農林水産大臣
「今回の日本の中でのコメ不足も一つのきっかけになった。輸出向けに作っていてもコメですから、国内向けにも振り向けられる」
農水省は新たな農業政策の基本計画を改定し、海外に輸出するコメを現在の8倍に増やす目標を掲げます。コメが不足したときに国内用に回せる余力を確保する狙いです。
赤坂やげん亭 永野雅昭 社長
「一般に出回ってる値段は下がると思いますよ、少しは。でも微々たるものじゃないですか。1回上がったものって、下がらないんです」
日本の食卓の「主役」であるコメの価格は本当に下がるのでしょうか。
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