壱岐島の厳しい現実 今こそ最大の恩返しを

壱岐島には厳しい現実がある。人口は最盛期1955年の約5万2000人から今年1月の統計(国勢調査人口)では半分以下の約2万4千人に減少している。そんな厳しい実情だからこそ、島への最大の恩返しを野球部は誓う。

島への最大の恩返しを誓う野球部員 グラウンドに虹がかかる

キャプテン・浦上脩吾:
子供の人数が減って野球をする子供が少なくなってきた。島を勇気づけたいので壱岐から甲子園へ行きたい。
山口廉斗(3年):
一丸となって応援してくれるので僕達がプレーで恩返し出来たらなと思う。
辻田万翔(2年、つじた・たかと):
全国に壱岐の知名度を上げることが島への貢献になる。
甲子園出場が決まると島民からは「夢かと思うぐらい」「100年に一度の出来事」「壱岐市が元気になる」「島から甲子園に出ることが嬉しい」「小さい島でもみんなに勇気を与えてくれる」と歓喜の声が届けられた。

"離島の夢”いざ!出陣!!

"島で育ち、みんなに支えられた”“島が好きだから”その想いを乗せ、聖地へ出陣する日を迎えた。
キャプテン・浦上:
自分達は甲子園で1勝という目標があり、その目標をもって、1日1日を大切にがんばっています。壱岐が一つになって、みなさんで1勝を取れるように頑張りましょう。

"島で育ち、みんなに支えられた”“島が好きだから”その想いを乗せて出航

2万4千の想いと夢を背負って、壱岐高校野球部はグラウンドで輝く姿を届ける。
キャプテン・浦上:
ずっと支えてもらって応援してくださるのでその気持ちに応えたい。

大漁旗に見送られ"離島の夢”長崎・壱岐高校がいざ出陣

長崎県立壱岐高校は大会3日目、20日の第3試合が初戦。兵庫県の東洋大姫路高校と対戦する。