一方で、“例外”として認められている「野焼き」もあります。

『さいの神』のような地域行事や、農業などを営む上でやむを得ない廃棄物の焼却、そして小規模なたき火などです。
ただ、認められた野焼きでも、自治体や消防への届け出が必要な場合があります。
新潟市北区の福島潟では60年ほど前から毎年、春に『ヨシ焼き』を行っています。
この『ヨシ焼き』は、害虫駆除などが目的です。

【新潟市北区役所 区民生活課 目黒志織 副主査】
「ヨシを焼くことで多くの種が発芽できるようになり、植物の生育環境の保全になることから、3月下旬に行われるのが定着しています」
新潟県内で最大規模の湖沼・福島潟では、火災に十分注意しながら『ヨシ焼き』を行なっています。
事前に草刈りをし、火が燃え移るのを防ぐため橋脚に水をまき、乾燥注意報が出ているときや風速が毎秒8m以上のときは中止する、…などの細かな条件があります。
【新潟市北区役所 区民生活課 目黒志織 副主査】
「事前に消防へ届け出を行い、当日の巡回は消防団にも協力していただいてる」