日本海側の新潟県では、“雪解け”の進むこれからの時期に最も『山林火災』が多くなります。そしてほんの少しの油断が大きな“山火事”につながる恐れがあります。

岩手県大船渡市で2月26日に発生した山林火災は、鎮圧までに12日間かかり、大船渡市の面積の9%にあたるおよそ2900haが焼失し、男性1人が死亡しました。

国内で起きた山林火災では平成以降最大の被害で、10日にようやく全ての避難指示が解除されました。

緊急消防援助隊として現地で活動した新潟市消防局の隊員は、消火の難しさを感じていました。

【新潟市消防局西消防署 三平岳生課長】
「下草を消すんですけど、腐葉土になっているのか、枯れ木の中の木が炭化しているのか、放っておくとまた燃え始めるので、警戒を怠ることができなかった」

今回の山林火災で被害拡大の原因の一つとなったのが『乾燥』です。