新潟県内でも、山に入る機会が増えるこれからの時期は、空気の乾燥も重なって山林火災が最も発生しやすくなります。

2009年4月には、南魚沼市でおよそ3万平方メートルを焼く大規模な山林火災が発生。空気の乾燥した状態が続いていたこの日は、他にも13件の火災が発生しました。原因のほとんどが、「野焼き」や「たき火」によるものとみられています。

新潟県内では過去10年の平均で、年間16件の山林火災が発生。
発生した月別でみると4月と5月の2か月で6件ずつ。全体の75%に相当します。

国内で起きる山林火災の7割が“人の不注意”によって起きています。

林野庁によりますと、最も多いのが「たき火」で全体の3割以上。
次いで「火入れ」や「野焼き」で245件。
そして、「放火」や「たばこ」などが続きます。

火災原因で2番目に多かった「野焼き」や「火入れ」は、これからの時期に新潟県内ではよく見られる光景です。

【新潟市消防局 予防課 山岸利延 係長】
「雪解けの天気の良い日に屋外での焼却行為をする方が増えるのが、3~4月…」