アメリカのルビオ国務長官は、外国に対する人道支援などを行うUSAID=国際開発局の事業の83%を打ち切ったと発表しました。

ルビオ国務長官は10日、SNS「X」に投稿し、USAIDが行っていた外国での人道支援や開発支援などの事業の83%を打ち切ったと表明しました。

打ち切った具体的な事業は明らかにしませんでしたが、「5200の契約を解除した。数百億ドルがアメリカの核心的な国益に役に立たない事業に使われていた。いくつかの事業は有害ですらあった」と説明しています。

そのうえで、残る18%の事業については「議会と協議しながらより効果的に管理する」とつづりました。

USAIDをめぐり、トランプ大統領は就任直後の1月20日、政権の外交方針と合致しているかなどを見極めるとして、90日間、対外援助を停止するよう命じていました。