江川さん:
「90年の総選挙に出て、ぼろ負けするわけですよね。正規の手法、選挙に出て世の中を変えるっていうのは、それではもう間に合わない、できないんだと」
教団は対立する人物の拉致や殺害などを行い、ついには旧上九一色村にある第7サティアンで猛毒ガスのサリンを製造。
そして…

1995年3月20日、化学兵器を使った国内最悪のテロ、地下鉄サリン事件を起こします。
日本中を震撼させた犯行の裏には麻原を絶対的存在とする教団の教えがあったと江川さんは指摘します。
江川さん:
「とにかく教祖(麻原)の言うことなら何でも聞く、教祖に付き従うことがいかに大事かということを強調するような教義で、教祖の言うことは絶対的に正しい。その指示であれば人を殺すことも『善なのだ』っていうですね」
「指示された方は、なんでそんなことやるのか、よくわかんないんですよね。だけど、とにかく教祖が『やれ』というからやる。そんな感じ」