江川さん:
「“もうすぐハルマゲドン”みたいな感じで人を煽って、たくさんの人が出家するわけですね。全財産お布施になるのでかなりの資金が(教団に)集まったっていうそういうこともある」

オウムの進出に反対する住民の集会

大量の信者の転入届が出され、当時の住民たちは村が乗っ取られるという危機感から対策委員会を作り、オウムの進出に反対活動を行っていきます。

当初は訴訟を起こして対決姿勢を見せていたオウムですが、静岡県富士宮市にある総本部などが強制捜査を受けたことを境に態度を軟化させていきます。

オウム真理教と上九一色村の会談 1992年

オウム真理教 教祖 麻原彰晃(1992年):
「お互いが問題を提起されたら、それについてトップとしてお詫びをするというか、そういうことについては(村と)お互い心から了承したと。教団側としてはオウム真理教を知っていただくための会合を企画しようと考えています」

しかし、その偽りの仮面の下で教団は静かに、そして恐ろしい暴走を始めます。