山梨県の旧上九一色村にあったオウム真理教の教団施設に強制捜査が入ってから3月22日で30年となります。
当時の山梨の人たちがどのようにオウム真理教と対峙していったのか、貴重な証言や資料とともにその深層を探っていきたいと思います。
初回はオウム真理教がなぜ日本中を震撼させる事件を起こしていったのか、ジャーナリストの江川紹子さんのインタビューをまじえ、ひも解いていきます。

対立する住民と信者(1990年):
「触んなよ、触るなよ、おら!」
「邪魔すんな!」
UTYの映像ライブラリーに残る最初のオウム真理教の映像です。

1990年、オウムは今の富士河口湖町、旧上九一色村富士ヶ嶺に無許可で施設を建設しようとし住民が抗議をしていました。
オウム真理教に詳しい ジャーナリスト 江川紹子さん:
「(静岡県)富士宮市のほうに総本部がありましたので、そこに比較的近くて広い土地が入手しやすいということだったんじゃないかな、というふうに思います」