
記者(1995年3月22日):
「警視庁が第7サティアンに入りました。かなりの人数です」
事件から2日後、旧上九一色村にあった教団施設には警視庁の強制捜査が入り、およそ2か月後の5月16日…

当時のテレビ中継(1995年5月16日):
「麻原代表が乗っています。紫のオウム真理教の宗教服を着た麻原代表の姿が見えました」
教団施設は解体され、2018年に麻原を含む幹部信者13人の死刑が執行されます。

強制捜査から30年、上九一色村の名は合併でなくなり、オウムの教団施設があった場所は「慰霊碑」と書かれた石碑だけが佇んでいます。

江川さん:
「一番大事な教訓みたいなところがちゃんと伝わっているのかな、と。非常に難しい問題にすぐさま答えを出してくれるようなところは、危ういかもしれないということ」
「それと、やっぱり人間の心ってのは案外もろいもので、あなただって状況が変われば、なんかこういうものに、からめとられる可能性があるんだよっていう、その感覚があるのとないのでは違うと思う」