
オウム真理教の設立当初から、その問題点や危険性を指摘してきたジャーナリストの江川紹子さん。

麻原彰晃=本名 松本智津夫元死刑囚を教祖としたオウム真理教は、バブル崩壊へと向かう時代の不安感につけ込むように拡大したと指摘します。
江川さん:
「ああいうカルトって誘ったりする時って、本当に親切に寄り添うようにして接近するわけですよね」
「だから、そういう中で、ここなら自分の居場所になるんじゃないか、っていうふうに思った人もいるでしょうし、迷ってたり、悩んだりする人にとってみると、パッとその答えの在り処を示してくれるみたいなですね、そういうところが(麻原に)ある」
オウムの活動拠点となったサティアンは旧上九一色村に10数か所作られ、最盛期には800人の出家信者がいたとされています。
こうした出家信者が教団の原動力にもなっていました。