ハイランドロッジ タケゲン 竹田厚史さん
「ここは外国人の方がやっている居酒屋さんですかね」
「ここもそうですね。もともと旅館だった…」

外国人が廃業した民宿などを買い取り、インバウンド向けの飲食店や宿に変えて営業し始めているのです。

竹田厚史さん
「開発が進んで人口が増えるのはいいのかもしれないけれども、そういった形で地価も高騰すると、地元としては住みづらいというかね、生活しづらい部分も出てくるので、その辺はちょっと懸念されます。地域のことを考えた形で進めてもらえれば…」

ペイシャンス・キャピタル・グループの大規模開発で、住民の不安の元となっているのが北海道のニセコの現状です。

外資による投資ラッシュを背景に、地価が15倍に高騰し家賃や相続税が上がりました。ホテルの食堂やキッチンカーでも、カレーやそばが3000円を超えました。住み続けることができず、ニセコを離れる住民も増えています。

そのニセコのように、開発地に近い妙高市関川の地価は9%上がり、新潟県内の住宅地でNo.1の上昇率でした。

県は「大規模開発への期待感が地価を押し上げた」と見ています。