県の担当者「保険に入っていない方に対して特別な支援などはない」

 豪雨の際に犠牲を払った農家を助けられないのか。滋賀県の担当課に取材班が聞きました。

 (滋賀県・農業団体指導検査室 寺田由美子室長)
 「農作物については農業者の方がご自身の経営判断として保険に加入していただく中で災害に備えていただくという考え方が基本であると考えております。保険に入っていない方に対して何か特別な支援という制度はないです」

 保険に加入するなど農家自らリスクを回避するしかないといいます。

 (滋賀県・農業団体指導検査室 寺田由美子室長)
 「(Q任意で保険に入っていないと補償されないというのはどうなんだろうと思われている農家さんもいますが?)えっ、それは…」
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 農家の負担が重すぎると記者が食い下がると別の担当者が答えることになりました。

 (滋賀県・流域治水政策室 岡田健一室長)
 「公のお金として補償するということになると、公益上の必要性などの整理が必要だと思いますし。今お答えできるのは、現行の保険制度を活用していただくことが基本だというところまでしかお伝えできないので。(Q現行制度で十分?)まあそれが基本やと考えています」

 滋賀県は最後まで『農作物の被害は農家の自己責任』という姿勢を崩しませんでした。