「原因判明し対策講じられるまで、連結取りやめ」発表 去年にも“連結外れ”

東北新幹線の“連結外れ”は、今回が2回目です。
2024年9月、時速約315kmで、宮城県内を走行中、車両の連結部分が外れ、緊急停止しました。

当時、JR東日本は、強制的に車両を分離するスイッチの裏側から、金属片が見つかったとして、この金属片が誤作動を引き起こしたとする調査結果を発表しました。
なぜ再びトラブルが起こったのか、3月6日の会見で…
JR東日本 新幹線統括本部 池田裕彦 本部長
「何らか今までにないような状態になっているのが確認されていて、それを含めて調査していく」

JR東日本は、外れた連結部分に破損などはなかったとしたうえで、「こまち側」に電気系の不具合があった可能性があるとの見方を示しました。
さらに、原因が判明し、必要な対策が講じられるまで、すべての新幹線で連結運転を取りやめると発表しました。

この影響で、東京駅から秋田方面と山形・新庄方面への直通運転ができなくなるということです。
度重なるトラブルはなぜ起きたのか、鉄道工学に詳しい専門家は…

日本大学 綱島均 特任教授
「実際には(車両の)連結器を外す動作が行われている、自動的に。ここはもう必ず電気的なもの。短期間に2回も連続して、しかも対策をとったと言った後に起こるということは、本当に信じられないという気持ち」