焼酎の製造過程で出るもろみや搾りかすを和紙の模様に

卒業を目前に控えた先月20日、生徒たちが学校に集まりました。
(都城商業高校 北郷晶子教諭)
「シルクスクリーンするワークショップを市立図書館の方にお願いしているので、卒業も近いので、記念になるワークショップになるといいと思います」
自分たちがつくった和紙に絵柄を入れるシルクスクリーンという作業に挑戦しました。

(清水鈴菜さん)
「和紙は布よりも吸水性があってインクがのりやすいので、とても色合いがきれいにでる」


インクを重ねることでサクラやアヤメなどをイメージした彩あふれる作品に仕上がりました。
そんな生徒たちが作る和紙には、環境に配慮したある特徴が。
(岸良侑奈さん)
「これをよく見ると茶色い粒みたいなのがあるが、地元の柳田酒造さんからイモの搾りかすをいただいて、実際に漉き込んでみた。廃棄されてしまったら、そのままだめになるが、そういうものに新たな価値を作り出そうと考えて、廃棄されるものを漉き込むことにした」


地元酒造メーカーの協力を得て、焼酎の製造過程で出るもろみや搾りかすといった廃棄物を活用し、和紙の模様にしているのです。

