材料費や人件費が高騰する中、自分たちの時間も大切にしたい
2000年には店の老朽化に伴って今の場所に移転。
30人ほどの従業員とともに営業を続けてきましたが、材料費や人件費が高騰する中、自分たちの時間も大切にしたいと山路さんは店をたたむことを決めました。

閉店を発表して以降、「らいふのぱん」には店の味を求める人や、山路さんの人柄に惹かれ、常連となった人たちが訪れています。
(常連客)
「お話をするのも楽しみだったので、すごく残念です」
(らいふのぱん 山路まり子さん)
「私も寂しい」

6日、店を手伝っていたこちらの女性は元々、30年以上、店に通っていた常連客なんだそう。
(30年以上店に通った常連客)
「みんなショックを受けていますよ。心のよりどころ。パンを食べたくて来るけど、そうじゃなくて、まりこさんに会っていろんな話をすることで、元気が出る人はいっぱいいたので、さみしくなる」
