始まりは食の安全への関心が高まっていた1980年代

「らいふのぱん」のこだわりの一つが食材の安心安全。

店に並ぶパンやお菓子には、佐賀県の小麦粉や県産の卵など国産のものがふんだんに使われ、幅広い世代の人たちに愛されてきました。

(来店客)
「材料にとても心配ってくださっているというのもあるんですけど、何より気持ちがすごくこもっているなと思って、利用していました」
「時代的にはこういうお店はこれから(必要)というふうに思うのに、残念です」

店の始まりは食の安全への関心が高まっていた1980年代。
山路さんをはじめとする主婦たちが団体を立ち上げ、自分たちで食材を作る取り組みがきっかけとなりました。

(らいふのぱん・山路まり子さん)
「最初は自分たちで野菜を作ったりとか、卵とか牛乳とかお米とか、いろんな商品が手に入るようになったんですけど、最後に手に入らなかったのが、パンとかお菓子だったんですよ。産地とかまで書いていなくて。だったら、自分たちで作ろうというような、本当、単純な考え。それでパン屋を始めた」