能登半島地震の教訓を踏まえて防災の課題などを話し合う検討会が6日、報告書を新潟県の花角知事に提出しました。
花角知事に提出されたのは防災対策検討会がまとめた報告書です。

能登半島地震を受けて県が重点的に取り組むべき防災対策などを議論しまとめたもので『地震・津波からの避難対策』や、『原子力災害との複合災害時の対応』などが盛り込まれました。

【防災対策検討会 関谷直也 座長】「最も重要だと思うのは、特に人の命に関わるところとして『地震・津波対策』。きちんと日本海側の特性を踏まえた津波避難、“できるだけ早くすぐ逃げる”という特性を持った津波避難が必要」

報告を受けた花角知事は津波避難で車を使った際の渋滞などについて、検討会の関谷直也 座長に質問していました。

【花角知事】「意見の中にも色々なアイデアも入っているようなので、しっかり受け止めて、起きてもらいたくないけれども、いつか起きるかもしれない災害に備えることをしっかり取り組みたい」

関谷 座長は取材に対し、「能登半島地震で見つかった新しい問題は1つもなく、これまで指摘されていた問題が改めて確認されたといえる」とし、「防災対策は不断の見直しをしていかなければならない」と述べました。

県はこの報告書を地域防災計画などに反映するとしています。