指宿市内の宿泊者の推移です。

指宿スカイラインが開通したばかりの昭和44年度、初めて100万人を超えました。しかし新婚旅行ブームがすぎたあとは減少傾向をたどります。
平成21年度には100万人を割り込みました。令和5年度のおととしは48万人と、最盛期の半分以下でした。
通行料金のほか、国、県の予算からおよそ656億円が投じられ50キロが整備されました。長年の課題もあります。
(記者)「山の尾根を添うように整備された指宿スカイライン。霧の中を通行する車もいる」

沿道からの景色を楽しむ「観光道路」として位置付けられてきたものの、山間部を通るため指宿市民や観光客からは…
(Q.指宿市民はスカイラインを使う?)
(指宿市民)「あまり使わない。海岸線の国道226号を利用する。指宿スカイラインは遠回りになる。上がったり下ったり」
(東京からの観光客)「(曲がりくねった道は)酔ったりする。平坦な道のほうが運転も楽。いろいろなところをたくさん回りたいと思ったら割と早く移動できた方がいい」
道路への“注文″は昭和50年当時、指宿市を訪れていた新婚旅行客からも…

(新婚旅行客・当時)「今度は車で来る。道路が狭い。それが非常に残念」