日銀の内田副総裁はきょうの講演で、経済の反応を確認しながら、今後も利上げを進めていく考えを示しました。市場では、追加利上げの観測が高まりから、長期金利が上昇しています。

内田副総裁はきょう、日銀が掲げる2%の物価安定目標が実現していくとすれば、「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」として、継続的に利上げしていく姿勢を示しました。

その上で、「想定される程度のペースの利上げであれば、経済の反応を確認しながら進めていける」と述べました。

日銀による追加利上げが続くとの観測を支えに、きょうの債券市場では、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りは、一時、1.445%に上昇しました。