「ファミリーホーム」という言葉、ご存知でしょうか?ファミリーホームとは、親がいない、または親が育てることができない子どもを家庭的な環境で預かって養育する場所のことです。
一般的に知られている里親制度は4人までの養育で、ファミリーホームは6人まで受け入れられます。
このファミリーホームが今年、大隅半島に初めて開所しました。「子どもたちの新たな居場所」に込められた思いを取材しました。

(米重花子さん)「子と離れて暮らすという大きな決断になるが、親子関係の修復が見込めるうちに『預ける』という選択を前向きに考えるひとつの(手段)として、ファミリーホームという存在があると広く周知したい」
鹿屋市輝北町で農業を営む米重花子さん(45)。米重さんは今年1月、自宅にファミリーホーム「米重さん家」を開所しました。県内のファミリーホームはこれで10か所目で、大隅半島では初めてです。